猫背を治そう part2……内臓にも悪影響!?
猫背を治そう part2
今回は「なるべく簡単にした猫背解消プログラム」の続きです。
前回は、日常の悪い姿勢の積み重なりで固まってしまった筋肉を「ほぐす」、というプログラムでした。
今回は、いよいよ「姿勢維持筋を鍛える」というプログラムになります。
基本的には、普段意識して使わない身体の奥の「体幹」に関わる筋肉を鍛えます。
◆姿勢維持筋の簡単!トレーニング
①ダイアゴナル
時間は耐えられなくなるまで、1日1回でOK。
・腕とは反対の足を伸ばす。手~背中~足先 が一直線になるように。
・呼吸はできれば腹式呼吸でおこなう。
・大事なのは、時間ではなく形。骨盤の高さも左右同じになるように。
②プランク
こちらも1日1回、耐えられなくなるまで行う。
・お尻が浮いたり沈んだりしないよう「形」に気を付ける。
・特にお腹の両脇奥部分に効いてくるので、その部分を意識する。
③腰割
腹式呼吸で耐えられなくなるまで行う、1日1回でOK。
・相撲取りの、四股の後の腰を下に落とす動作。
・最初はしっかりと腰を落とし、股関節の柔軟性を高める。
・そして、太ももが地面と平行になるところで姿勢をキープ。
・イチローのように、肩を入れて太ももの内側を押しながらひねっても良い。
1日のセット数は1回でもOKですが、その分毎日続けてルーティンにしましょう。
共通事項
どこの筋肉を鍛えているのかを、しっかり意識することが大事!
◆クールダウン
最後に1日の緊張状態から脱するために、全身の力を抜きます。余計なことは考えず、ひたすら脱力してください。
脱力するイメージは「あしたのジョー」の最後の場面です……若い人は知らないですね。
・背もたれのある椅子を選ぶ(ダイニングチェアやオフィスチェア)。
・両足を前に投げだし、肩の力を抜き、腕もだら~んと垂らす。
・首の力も抜いて「頭を垂れる」。
姿勢は良し悪しは関係ないので、そのまま目を閉じて2~3分くらい脱力する
◆まとめ
「ほぐし」と「トレーニング」、併せても15分ほどです。ポイントは、どちらも行う時に、筋肉をしっかりと意識することです。意識しないと効果が半減してしまいます。
肩こり解消でもダイエットでも、とにかく「続ける」ことに勝るものはありません。ですから、毎日できるように余計なものは省き、カンタンにしました。種類が多く時間がかかると、4,5日でやる気をなくしてしまう方がほとんどだからです。
楽しく明るい将来のために、しっかり癖づけて、悪い姿勢を治していきましょう!