3月(弥生)の養生法 ~健康に過ごすために

二十四節気

《二十四節気》 ~ 啓蟄(5日)~ 春分(20日)~

 

・啓蟄:冬ごもりしていた虫が地中から這い出る頃。一雨ごとに気温が上がり、春の近づきを感じる。

・春分:太陽の中心が春分点を通過し昼夜の時間が等しくなる。彼岸(7日間)の中日。いよいよ春本番!

 

 

3月に入ると、日中暖かい日が増え自然と体を動かしたくなってきます。虫だけではなく、人間も冬ごもりから抜け出す時期で、春の兆しを要所要所で感じることができます。

 

期末で仕事が忙しかったり、卒業や転勤、入学の準備で急激に生活環境が変わったり、朝晩の気温差が激しかったりして、1年でも1番自律神経が落ち着かない頃でもあります。

 

東洋思想の考え

 

東洋思想では、春-肝-風-目-筋-爪-怒(ストレス)-酸-青……と関係が深いと言われます。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。日中は寒さで体が縮こまることも少なくなり、過ごしやすい季節となりますが、朝晩は冷えて気温差がありますので、自律神経が乱れやすく、体調を崩したり、ギックリ腰や寝違いが多くなる季節でもあります。

 

春の日差しを浴びると、気分も高揚し前向きになってきます。特に新しい環境に入る方は、新生活を楽しむゆとりが欲しいものです。

 

2月から5月にかけては花粉症の方にはキツイ季節ですが、対症療法だけではなく、日ごろから腸の環境と代謝を良くし、免疫力をキープしながら体内の毒素を排出するよう努力しましょう。

 

食養生

この時期の旬は、菜の花と山菜です。

菜の花と言えば黄色い花がきれいなアブラナ科の花ですが、その蕾と花茎と若葉を菜花と呼びます。

菜花のビタミンCは野菜の中でもトップクラスの抗風邪野菜ですので気温差のあるこの時期にはピッタリです。

養生三宝と呼ばれる白菜やカルシウムが豊富な小松菜、抗がん効作用の高いブロッコリーも実はアブラナ科で、まだまだ旬ですので毎日どれかを食卓にのせたいものです。

 

山菜の王様と言われるたらの芽は糖尿病に良いとされ、和菓子にも用いられるわらび、ぜんまい、うどなど春の訪れを感じさせる食べ物が揃ってきます。山菜は野生物も多いので、産地に気を付けていただき、静岡以北のものは避けるようにしましょう。

 

また、胃酸を抑える春キャベツは、柔らかいので生で食して、新歓飲み会に備えて胃を整えておきましょう。カブも旬で胃にやさしい野菜ですので上手に取り入れましょう。

 

魚では春を告げると言われるサヨリや鰆、産卵にやってくる白魚がおいしい時期です。

 

この時期は、昔ながらの和食で自律神経を整えましょう!