プチ断食のススメ

「満腹が原因の病気は空腹によって治る。月に一度断食をすれば病気にならない。」

 

医学の祖、西洋医学の父と言われるヒポクラテスの言葉です。古代のギリシャで既にこの考えを持っていました。

 

断食療法とは

 

断食療法とは、普段とは違った「代謝性の変化」を体内で起こし、強いストレスを体に加える事によって脳に働きかけ、ホメオスタシス(恒常性)を引き起こすことにより身体を正常に戻すという療法です。

昔から心身リフレッシュの目的で実践されており、世界各地で健康法として用いられ、さらには医療機関での治療方法の1つとしても用いられています。

 

断食(ファスティング)は、万病を治す一番安価で簡単な方法と言われています。

昔は、風邪などでぐったりしていると、親に「食べて栄養を摂らないと治らないよ!」とよく言われたものです。しかし……それは大きな間違いでした…。

病気になったとしても「食べない、動かない、とにかく寝る」の実践で、免疫力が増強して病気をやっつけてくれるのです。

 

プチ断食

 

断食の最も大きな効果は「排毒」です。

宿便や体内脂肪、重金属類など、体内に溜まった余計なものを排出し、代謝を上げることで身体を正常な方向へと導きます。1週間続けると自分からもの凄い汚臭がしてくる、という話もあります。

特に、普段から外食や市販のお弁当を食べている方や、甘い物やお酒が大好きな方は是非挑戦してみてください。

 

断食の種類

 

断食にも色々と種類があります。

本格的な断食は水断食で、水分と塩分の補給のみで行ないます。その他、野菜ジュースや酵素ジュースなど必要な栄養だけ摂りながら断食する方法もあります。

 

 

本格的な水断食は、1日であってもしっかり準備してから行なってください。

断食で思わぬところが炎症を起こしたりして、胃痛やアレルギーなどのトラブルが発生することもあります。

また、長期の時は、最初は必ずファスティングマイスターなどと相談しながら行うか、専門の施設で行うと良いでしょう。

 

私の場合は1日1食ですので、毎日がプチ断食のようになっています。

1日1食を始めた最初の頃は、夕方頃に指先がプルプルすることがあり、低血糖症状のようになったことがありました。

そこから、少しだけ 果物摂取 ⇒アーモンド数粒 ⇒何も無し、という形で身体を慣らしていきました。

温かい粉緑茶だけはガブガブ飲んで、ビタミンとミネラルを補給しています。

元々痩せているタイプですが、1日1食開始後半年で5キロほど痩せ、「痩せすぎてマズいかな?」と思いましたが、その後は体重の減少も止まり、現在では開始時より4キロ少ないくらいで体重は推移しています。

 

おすすめ断食法

 

1番のおススメは、手軽にできる週末の1日断食です。

土日休みであれば、土曜日に行うと良いでしょう。いきなり水断食から始めるのではなく、徐々に体を慣らして行ってください。

 

金曜の夕食は少なめ、かつ動物性食品を避け、断食明けの日曜の朝はおかゆに梅干し程度が良いと思います。いずれも食事は良く噛むことを心がけてください。

月に1回でもとても効果的ですので、スケジューリングをして是非行ってみてください。

 

 

月に1度の1日断食で免疫アップして健康に!