6月(水無月)の養生法 ~健康に過ごすために

二十四節気

 

《二十四節気》 ~ 芒種(5日)~ 夏至(21日)~

 

・芒種:稲・麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく時期で、昔の田植の時期。梅雨入りの頃にあたる。

・夏至:太陽の中心が夏至点を通過し、北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日。

 

6月に入ると、いよいよ日本独特のじめじめした梅雨が始まります。気温も上がっていきますので、1年でも過ごしにくく、余計なストレスが溜まる時期になります。

夏至の頃は昼の時間が一番長くなりますので、活動時間も自然と増加します。蒸し暑い中での働き過ぎ、動き過ぎは心臓に負担がかかりますので要注意です。

 

東洋思想の考え

 

東洋思想では、夏-心-熱-南-舌-顔面-夢-喜-苦-赤……と関係が深いと言われます。

 

活動時間が長く心臓に負担がかかるせいか、夏の五臓は「心」となります。

 

夏の五味は苦味です。苦味に辛味が加わると尚良いとされます。また、湿気は五臓の脾(胃腸機能)を傷めますので、梅雨に入ると暑さをより感じるようになりますが、冷たい物の摂り過ぎは気を付けましょう。食べ過ぎると体がだるくなりますので、この時期は特に腹八分目を意識してください。

爽やかな5月から一変して曇り空が多くなりますので、交感神経も鈍くなりやる気が出なくなりがちになります。5月病を引きずっておられる方は、晴れ間を大事にして外に出て陽を浴びて運動しましょう。

 

食養生

 

6月から夏野菜も収穫されますが、本番は7~8月。

この時期はカボチャ、北海道以外の玉ねぎ、ラッキョウ、ジャガイモが旬野菜となります。

 

ジャガイモはフランスでは大地のりんごと言われ、ビタミンCが豊富でリンゴの5倍もあります。

 

玉ねぎとラッキョウは切ったときに出るあの匂い成分「硫化アリル」が血液をサラサラにします。しかし、加熱や水にさらすことでこの成分はなくなってしまうため、しばらく常温放置したあとでの生食がおすすめです。薄く切れば切るほど酵素反応が起こり硫化アリルが出ますのでチャレンジしてみては?

梅雨での食欲不振にもおすすめで、豚肉と一緒に摂ることで、よりビタミンB1を吸収できます。生玉ねぎの上に豚の生姜焼きを乗せたらおいしそうですね。

 

フルーツではさくらんぼやメロンです。育てるのが難しいと言われるさくらんぼは、ポリフェノールを含んでおり抗酸化作用をはじめ、栄養バランスの良い優れた果物です。

魚介ではアジやカマス、イサキが旬となります。

 

梅雨の晴れ間をしっかり利用し、自律神経のバランスを整えましょう。