本物選びのススメ!

ヒポクラテスの言葉

 

「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」

「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」

 

自然界にあるもので対症療法や病気予防など医学を体系づけた、「医学の祖」と言われるヒポクラテスの言葉です。

 

健康を手に入れるため変えるもの

 

健康のために真っ先に変えるもの・・・それは毎日使うのものです。

人の身体の7割を占める「水」と料理には不可欠な「調味料」は最も重要です。

 

日本の水道水は海外と違い飲めることができます。しかしその反面、強く消毒されていて、その水がそのまま体内に入っていきます。世界では水道水が飲めない国が多く、必然的にミネラルウォーターを購入しています。

 

一方、普通のスーパーなどで販売されている調味料は「調味料もどき」になっています。うま味と安さと大量生産だけを追求した結果、保存料などの化学成分が入り、本来のものではなくなってきています。

 

 

まずは水と調味料を変えよう!

 

水道水をそのまま飲んだり、調理に使っていませんか?

調味料を購入する時に、裏面のラベルはチェックしていますか?

 

水道水には残留塩素やトリハロメタン、ミネラルウォーターやウォーターサーバーには硝酸態窒素や雑菌という問題があります。

⇒ 詳しい「お水の怖い話」はこちら

 

調味料の中でもとりわけ大事なのは「塩」。生理食塩水を点滴するくらいですから、人の体液には塩分が含まれており、塩が不可欠となっています。

外食に行くとテーブルに置いてあるサラサラとした精製塩は、塩特有のミネラル分がないどころか体内のミネラル分を奪ってしまいます。

今では、日本人の高血圧化の原因はこうしたミネラル分のない塩を取り続けたからだと言われています。(数年前までそれが政策となっていました)

 

 

例えば「醤油」。

醤油の原料は、大豆・小麦・塩、本来はこれだけです。スーパーで手に取った醤油の原材料を今度チェックしてみてください。とんでも醤油だらけです…。

もろみを作って熟成させるので、酵母菌が生きているのが本当の醤油です。

 

 

本物を選ぶ基準は?

 

まずは水、塩、日本人に欠かせない醤油、について書いていきます。

 

 

まずは、精製塩をキッチンから排除しましょう。

精製塩は溶解して精製したり、イオン交換膜製法で濃縮したりするので、塩化ナトリウムの純度が高くなります。塩化ナトリウム99%以上と記載されているものは精製塩と思っていただいて結構です。

 

◆海塩だったら綺麗な海水から100%天日干しで作ったもの
◆岩塩だったら溶解させてなく凝固防止剤不使用のもの

選ぶポイントはこれだけです。海外でも綺麗な海はたくさんありますので、日本産にこだわる必要はありません。

 

前述した通り、精製塩や溶解(釜炊き)岩塩は本来のミネラル成分が失われています。

本物の天日干し塩を使用すれば、ミネラルたっぷりで血圧を気にせず摂ることができます。(もちろん摂り過ぎはダメです)

 

 

また、塩分は塩そのものよりも他の調味料からの摂取量が実は多いのです。

 

醤油や味噌で使用される塩はほとんど海塩ですから、にがりの摂りすぎが怖い方は、調理塩には岩塩の使用をお勧めします。

にがりはマグネシウムが効率よく摂れますが、摂りすぎると腎臓への健康被害も心配されているからです。何事もバランスです。(しかし、現代人が慢性的なマグネシウム不足になっているのも事実です)

 

 

直接塩をつけて食べるものと、炒め物や煮物など、塩の種類を変えてみるのもよいでしょう。

 

醤油

 

醤油の原料は、大豆・小麦・塩、の3つだけ。また、熟成させる必要があるので、出来上がるまでに通常1年以上かかります。

 

これでは短期間に大量生産できないため、大手企業では時間を短縮するために添加物を入れていきます。これが「醤油もどき」です。

アミノ酸(うまみ調味料=グルタミン酸ナトリウム)、発酵を早めるためのアルコールなどが含まれているものは選ばないでくださいね。

 

 

そして原料の産地なども大事です。

塩については先ほど書きました。こだわり製法の会社は使用している塩や小麦についても必ず記載しています。使用している水についても書いてあればベストです。

大豆や小麦などの穀物の原則は遺伝子組み換えでないこと。ですから、穀物は国産を選びましょう。

 

 

そして産地は東北太平洋側、関東北部以外がベターです。福島周辺の穀物は価格も安く余剰分があるため、外食産業や大手企業で利用されがちですので気を付けましょう。

無農薬であればベストですが、値段が高くなるので醤油の熟成力を信じましょう。

 

そして醤油には仕込み方法や熟成期間も関係します。昔ながらの木樽仕込み、熟成3年、再仕込み、……などなど色々あります。原料にこだわっている会社はその製法にもこだわっています。

 

また、濃い口や薄口、生醤油など種類も豊富です。

 

 

まずは四合瓶くらいのものを購入して色々試すと面白いです。料理や好みに合わせて使い分けてみましょう。

 

毎日使うのものは徐々に身体に蓄積します。自然に近い製法であれば本来の栄養素も摂ることができ、身体も喜びます。逆に化学的な製法や添加物だらけでは毒素が溜まり身体が悲鳴をあげます。

 

デトックスの前に、毒素を入れないことが大事です!