バセドウ病(甲状腺ホルモン亢進症)

バセドウ病(グレーブス病)

 

どんな病気?

 

バセドウ病は最近増加傾向にある自己免疫疾患の1つで、比較的女性に多く見られる病気です。一般的に自己免疫疾患は女性の割合が多い傾向があります。

 

 

原因は基本的に不明です。

喉にある甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」が過剰に出てしまうことで、その機能が亢進(甲状腺機能亢進症)してしまうという厄介な病気です。

ホルモン分泌の障害ですので、自律神経が関係していることだけは確かです。

 

バセドウ病には「メルセブルグ三徴候」と言い、代表的な症状が見られます。

①甲状腺腫、②眼球突出、③頻脈、の3症状です。

 

↑ブラックジャックでも登場

 

②の目が少し飛び出たような感じで、目つきがギラギラしている症状はよく見られます。上まぶたがやや腫れたような感じになります。

鍼灸経絡治療では必ず脈を診るので体験していますが、脈拍が1分間に100以上になる方もおり、頻脈も特徴的です。

また、暑がる、体重の減少、手のふるえ、倦怠感などが出ることもあります。

公表はしていませんが、元サッカー日本代表の本田選手を思い浮かべてみてください。喉の甲状腺の部分に手術痕があり、その特徴である眼球突出の症状が見られます。

 

 

西洋医学的見地

 

治療は投薬治療が一般的です。ホルモンをコントロールするので、薬の副作用に悩まされたり、あまり効果が見られない方は手術療法となります。

いずれにしても、一般的な内科ではなく、甲状腺の専門医に診ていただくのがよいでしょう。

興奮しやすい人、精神的に不安定な方、過労、ストレス、遺伝・・・様々なことが起因として考えらると言われています。

 

 

東洋医学的見地

 

鍼灸治療は「自己免疫疾患」に対しても、成果を上げることが可能です。

免疫システムの異常ですから、心身を安定させ「自己治癒力」を活性させることがとても大事です。

現場でも年に数名診させていただくことがありますが、経絡治療で脈を整えることと、背部のツボを使い自律神経系を安定させることに重点を置いています。

後頭部~首~肩甲骨の下くらいの範囲で押して痛いところを探し、鍼灸をします。背中の真ん中、背骨と背骨の間のツボは丹念にさぐり、お灸をします。

 

 

治療自体は、アトピーなどの根本治療と同じで根気がいります。薬と併用しながら継続的な治療が必要となります。

しかし、通われている間は表情も明るくなり、息苦しさや倦怠感も消えたりしますので、2週に1度でも試してみる価値はあると思います。

日常では、頻脈があるため運動があまりできません。

また、福島原発爆発の時に話題になったヨウ素、つまり海藻類の摂りすぎも気を付けてください。

 

ちょっとおかしいなと思ったら、早めに診断を受け、症状が軽いうちに鍼灸指圧治療や環境の改善をおこなうことをお勧めいたします。