O脚矯正 実践編
前回はO脚の原因と大きく2つに分けられるタイプについて書きました。
今回はタイプ別のO脚矯正実践編となります。
2タイプ共通項目
どちらのタイプにも必要なことは「股関節の柔軟性」を高め、昔の自分を取り戻すことです。
骨盤まわりや太ももの筋肉を緩め、腰のインナーマッスルを鍛えます。
腰割り
相撲レスラーは最強の下半身をもっています。お相撲さんにO脚はいません(多分…)。股関節の柔軟性が高く下半身の筋肉がバランスよくついているからです。四股、腰割、股割の成果です。
四股を踏む後の腰を下に落とす動作を行ないます。しっかりと腰を落とし、お尻を地面につけるような気持ちで行ないます。手で膝をおさえ、肩を入れて肩甲骨を動かすのも良いです。
1回30秒以上、好きなだけおこなってください。
ダイアゴナル
身体のバランス、インナーマッスルを整えます。
腕とは反対の足を伸ばして、手~背中~足先が一直線になるように意識します。呼吸はできれば腹式呼吸でおこなってください。時間ではなくちゃんとした形を作ることを心がけます。
1日1回、左右とも我慢できなくなるまでおこなってください。
1.内またO脚タイプ
このタイプでは、股関節が内側に巻いているクセになっています。足先を開いて立つと膝同士がくっつくようになるのが特徴です。
ですから、足先を外に向けるような働きをする股関節外旋筋群を鍛えることが重要になります。お尻にあるこの筋群は6つあるとされますが、細かいことは置いておきましょう。
足を開く筋トレ
寝る前にできるエクササイズです。
両膝を曲げて横向きに寝て、上の足だけ膝から開いていきます。100均で売っているゴムチューブを膝にはめれば負荷もかけることができます。股関節が外回転していることをしっかりイメージしてください。ゆっくり膝を上に開き、しっかり止めてから元に戻しましょう。
疲れると骨盤が開き気味になってしまうので、しっかり横向きになっておこなってください。
もうダメ~、となるまで1日1回エクササイズしましょう。
脚閉じ意識
股関節を内転させる筋肉も大事です。スカートや和服を着ている女性にはO脚は少ないと言います。
スカートをはいているイメージをもって、電車の中や事務仕事中は足を閉じることをクセにしましょう。
バレエ立ち
立ち姿勢で足先を開くと膝もくっつく方が多いので、立ち姿勢の時には、バレリーナのように足先を開いて立つことを意識しましょう。
膝がくっついている状態を、脳にインプットさせることも大事です。
2.ガニ股O脚タイプ
男性や高齢者に多いのこのタイプは、お尻を含めた足の外側の筋肉が強い傾向にあります。
ですから、しっかりと足の内側の筋肉、股関節を内転させる筋肉を鍛えることが必要です。
膝閉じ筋トレ
オーソドックスな筋トレです。
座っているときに、100均で売っているゴムボールを膝に挟んで潰します。潰した状態を限界までキープしてください。
会社では、滑りにくいものを挟んでおいて事務仕事をしてもOKです。
脚の外側をゆるめる
お尻から外くるぶしにかけて硬くなっているケースが多いため、毎日緩めていきます。
テニスボールやストレッチポール、フォームローラーなどを用いてコロコロ転がしましょう。
膝くっつけ意識
膝を少し曲げると膝がくっつく方が多いので、立ち姿勢では膝がくっつくような状態にしておき、脳にその状態をインプットさせましょう。
大事なのは意識づけ
少ない項目でも、ルーティン化して毎日続けることで成果が出ます。そして、戻りづらくなります。
まさしく「ローマは一日にして成らず」です。
◆毎日の意識付け◆
・太ももの内側が緩まないように、脚を閉じることを意識する。
・とにかく股関節が固まらないように、仕事中はこまめに屈伸運動をおこなう。
。身体を温め筋肉を動かして、血流改善と代謝アップを常にこころがける。
最低でも2か月は頑張ってみてください。O脚改善以外にも嬉しい結果が待っていることでしょう!