頭痛・偏頭痛の症状
「頭痛」とひとえに言っても、偏頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛など種類は様々です。しかし、どの頭痛も一度なってしまうと、仕事も手につかなくなってしまうほどつらいものです。
頭痛の鑑別
▶ 今までにないほど激しい痛みの場合は、脳出血疾患も疑われます。そばに家族がいなければ、遠慮せずに自分で救急車を呼びましょう。決断力が予後に影響します。
手の痺れやマヒ感がないか、口や眼がしっかり動くか確認してみましょう。このような症状が出ていれば、迷うことなく「119」番です!
頭痛は脳内の問題も含みますので、「あれ?こんな頭痛は初めてだ」と感じたら、ちゃんと脳神経外科など医療機関で画像を撮ってもらいましょう。
治療院に頭痛で来院される方の中では、「偏頭痛」を訴えてくる方がダントツに多いです。
単に、頭の片側が痛いから「偏頭痛」だと思っていらっしゃる方もいるので、鑑別には注意が必要です。
片頭痛の特徴
■偏頭痛の特徴は
・頭の片側に起こることが多く、脈を打つような痛み
・2時間程度で痛みのピークとなり、吐き気を伴うことがある
・動くと痛みが増す(動作時痛)
・閃輝暗点(キラキラする感じ)のような前兆がある
・光や音などに対して過敏になる
などが挙げられます。
面接試験やプレゼンなどの緊張する場面が終了した時に、血管が収縮している状態から解放されるため、一気に血管が拡張して起こると言われています(血管拡張型)。
休日に(二度寝などして)起こる頭痛もこちらのケースと言われています。
日光や騒音、気圧の変化や気温の差などが誘因となることもあります。
血管が拡張することで、脳神経の1つである「三叉神経」を圧迫し、三叉神経の支配領域に痛みが出るケースが多くあります。
代表的な部分は、コメカミ付近や目の奥の痛みです。虫歯がないのに歯茎がうずいたりもします。
また、日光を浴びすぎて、そのストレスがセロトニン(普段は幸せホルモンと言われます)を大量放出させてしまい、血管が収縮した反動で拡張した時に頭痛が起こることもあります。
しかし、来院される方を分析しますと、片頭痛だけではなく、緊張性頭痛とセットになっているケースがほとんどです。
緊張性頭痛は血管収縮型とも言われ、長時間の労働や歯の食いしばり、ストレスなどで起こると言われます。
確定診断は普通の内科ではなく、専門的な「頭痛外来」を受診されることをお勧めいたしますが、いずれにしても、治療に関しては「鍼灸マッサージ」や「整体」はとても有効です。
頭痛と鍼灸治療
偏頭痛用の処方薬を飲むことも大事ですが、やはり根本解決にはなりません。
初期は治療と薬を併用し、だんだんと薬を減らすのがベストでしょう。
◎治療院を選ぶ際は、
・白い蛍光灯がギラギラしている所
・施術者が豪快(がさつ)でよくしゃべりかけてくる所
・繁華街で外がうるさい所
・他の患者さんもいて、大声で話しているような所
は、頭痛治療の際は避けるべきです。
頭痛の治療は、静かな環境で自律神経を落ち着かせることがとても大事です。
また、鍼だけ、整体だけ、というよりも、複合的な技術でアプローチをしてくれる治療院が良いでしょう。
治療院に行けない場合は、静かな部屋でやや暗めにして安静にしていましょう。頭の痛い部分だけを冷やして、足の裏を湯たぽんなどで温めるのも良い方法です。
しっかり計画立てて、治療していけば完治するものですので、その場しのぎではなく、真剣に向き合ってみてください。
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