つら~い「つわり(悪阻)」
妊娠おめでとうございます!
つわりとは
「おめでとう!」と言われて喜んでいたら吐き気が…妊娠してすぐに「つわり」で苦しむ方もいらっしゃいます。
せっかく子供を授かったのに、何という仕打ち!と思う方もいるはず。
基本的に、つわりは妊娠後の急激なホルモン変化で起こると言われています。
しかし、全くつわりがない人もいるため、詳しく解明はされていません。詳しく分からないということは、西洋医学による完全な治療法もないということになります。
つわりは、胎盤が形成されるいわゆる「安定期」に入るとなくなる、と言われますが、出産時まで続いた…という方もいらっしゃいます。
また一口につわりと言っても、嘔吐を伴うものだけではなく、
・匂いつわり
・眠りつわり
・唾液つわり
など、症状が違うケースもあります。
いずれにしても、原因は不明で様々な説があるのが現状です。
つわり対処法
そんなこと言ってもツラい! そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
食べも飲みもできない場合
これは危険ですので、産科で点滴などしてもらいましょう。水分が摂ることが出来れば、まだ大丈夫だと思います。
水分はミネラル分が大事ですので、清涼飲料水ではなく、ミネラルが豊富な水やハーブティーを飲むように心がけてください。特にブドウ糖加糖液糖や人工甘味料はやめましょう。
食べ物は、無理なく口に運べ、飲みこむことができるものを探しましょう。
妊娠後に食品によってその匂いが急にダメになるものもありますので、気を付けてください。
無理をせず、周りに協力してもらう、これが基本です。
鍼灸治療
鍼灸治療は有効です。東洋医学の歴史は古いですので、「つわりのツボ」も用意されています。
嘔吐のツボとして有名なのが「裏内庭」。食中毒症状にも使えます。足の裏、人差し指のつけ根、指の一番膨らんでいる先が足の裏に接する所です。
吐き気はその上、人差し指の裏っ側の第一関節の真ん中、「泉生足」です。第2関節の裏の真ん中「独陰」も併用します。
他にも、「内関」や「足三里」も有名ですが、経験的にはイマイチです。
おススメのツボは「だん中」です。乳頭と乳頭を結んだ線と身体の真ん中が交わる骨の上のところ、押すと「ず~ん」と響くところです。
これらは指で押しても結構ですが、市販のお灸で結構ですので、施灸するともより効果的です。
妊娠後は、ホルモンの関係で体が変わり様々な症状が出やすくなります。免疫力も下がりますので、油断なく過ごせるよう家族にも協力してもらいましょう!