サイトアイコン 鍼灸マッサージ整体院【ビヤンネートル】|祐天寺

めまい

めまい

めまい(眩暈)

 

日頃のストレスが高く、肩や首が凝っている方にとって「めまい」はとても多い症状です。
ほとんどの方は、内科や耳鼻科に行っても「原因が分からない」と言われ、途方に暮れて当院に来院されます。

めまいの種類

 

めまいにも種類があり、起立性低血圧(立ちくらみ)以外の問題では、耳や脳の問題がほとんどを占めており、耳鳴りや難聴、耳閉感を伴うものもあります。
めまいで病院に行くと「メニエール氏病」と診断されるケースがあります。この病気は耳鳴りを併発することで有名です。
また、最近増えてきているのが、「発作性頭位変換性めまい」です。
寝返りなどで頭を動かすと、回転性のめまいが起こるタイプです。
多くは疲労やストレスが原因と言われ、めまいが起こる動作を繰り返すことで良くなったりします。
耳の奥の「耳石」のはまりが悪くて起こると言われ、専門的な病院では「耳石体操」を教えてくれるところもあります(横に寝て耳石を正常な位置にする運動)。
また、急激なめまいでは「前庭神経炎」も考えられますので、独断しないように気を付けましょう。

 

 

めまいとリンパ

 

耳の奥の三半規管の中は、リンパ液で満たされていますが、そのリンパの異常がめまいの原因だと言われることがあります。
リンパの問題では、代謝が悪くてリンパが滞り足が浮腫むように、耳の奥の内耳にも疲労からくるリンパ異常が起き、めまいが起こることがあります。

ただ原因はハッキリしていないので、病院でも「ストレスだね」で片づけられ、ビタミン剤などの薬を出されて経過観察、となってしまいます。

 

東洋医学とめまい

東洋医学では、めまいの原因は「血虚」・「水滞」となります。

 

経絡的には「肝」・「腎」の乱れと言えます。水滞タイプでは「脾」も診ます。

 

 

ケース(1)

 

以前に疲労の蓄積からの免疫低下で、何回か治療に来られた女性。

その後調子も良く、ヨガもできるようになったので安心していたところに……突然のめまいで倒れ、救急車を呼んだとの事。ただ、病院では検査に異常がなく経過観察という結果に。

 

これがいわゆる「原因の分からないめまい」です。

でも東洋医学では原因不明は関係ありません、身体に聞きますので。

 

脈は「肝虚」。見た目、少しのぼせる感じもあり下が冷えている感じ。

本人曰く「湿気があると調子悪い」とのこと。
めまいが心配で休みにも外に出かけられない・・・と落ち込んでいます。

 

初回なので、自律神経を中心にめまいのツボにも施灸。
しかしめまいのツボの反応は良く、対症療法の鍼灸は効かない感じでした。

指圧は首周りの血流を良くすることと、「心地良い」と脳に思わせることに集中。

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10日後に再来院。

前回からめまいはおきていないとの事。

昔から胃の調子が悪いが、最近またその症状が出てきているので「そちらも治療してください」と言われる。

前回の治療が良かったので、大まかな方針は同様として施術。
お灸は自律神経と共に、胃の灸も追加。

 

その後のマッサージの途中で「足が冷えてきた」と声をかけられる。

エアコンの風は当たらないようになっているので、毛布を下半身にかけて施術続行。

 

ほどなくして、「胃が圧迫されて少しムカムカします」と言われたので、仰向けに体位変換。強く押してはいないものの、うつ伏せ状態で背中を押圧して胃を圧迫したか・・・と思い、仰向けで胃の治療に変更する。

仰向けで、お腹周りのマッサージも含め施術し、何とかスッキリしていただき終了。

 

しかし、このケース…… 冷え ⇒ 胃 ⇒ めまい となるのでは?

と思いその旨を本人に伝えると、本人も「冷えると胃にくることが多い」と思い当たる模様。

 

・・・ということは、西洋医学的には、足の冷えからくる自律神経の乱れによる「めまい」という分類になります。

 

最近の夏は猛暑が多く、エアコンもフル回転させることも多いです。

身体の冷えは、実は冬よりも夏の方が深刻です。

 

また、身体の調子が良いと過信すると、メンテナンスせず放って置く方も多くいます。

しっかりと自分なりのメンテナンス法を確立して、身体を整えて免疫力が下がらない様にしておきましょう。

 

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