当院には技術を安売りできないワケがあります!
整体やカイロには、資格が要らないって知ってましたか?
◎鍼灸(鍼灸師)
◎接骨院(=整骨院=柔道整復師)
◎マッサージ(あん摩マッサージ指圧師)
上記3つの職種以外に治療系の資格は要りません・・・ホントです。
整体、カイロプラクティック、リフレクソロジー、足ツボ、タイ古式マッサージ、エステ・・・などなど、これら全ては資格がなくても仕事ができます。
そうです、明日から誰でも整体師やリフレなどの技術者として開業できるのです。何の技術もないまま開業するのが不安なので、民間のスクールに通い、そのスクールの認定証をもらうだけです。
ですから、看板や名詞などに書いてある「日本○○協会認定」とか「○○法人××会公認」などは、国家資格や技術とは全く関係ありません。日本人は肩書きに弱いと言われますので、色々と書くようにスクールで指導されています。
また、院内を保健所にチェックしてもらう必要もなく、サービス業として開業できます。
……こう聞くと怖いですよね、だって、自分の体を預けて治してもらうのですから。
鍼灸・柔道整復・あマ指師の3つの資格は「国家資格」です
上記3資格の場合は、3年間、厚労省もしくは文科省管轄の専門学校または大学に通い、解剖学や生理学、臨床医学論や病理学などの人体の仕組みや病気などの西洋医学的知識と、東洋医学概論や鍼灸理論などの東洋医学的知識を学び、臨床を含めた実技も同時に勉強していきます。
そして3年間の最後に国家試験を受けて、合格した人だけに免許証が渡されます。その後、各都道府県に登録して初めて国家資格取得者となるのです。
現実には、「○○マッサージ」という形で国家資格がない方が営業しておられるケースもありますが、違法です。
チェーン店のマッサージ屋さんでは、法のお咎めを避けるため、コース名を従来の「マッサージ ~分」から、「ほぐしコース」「全身コース」「パソコン疲労解消コース」などに変更しているところが見られます。
コース名に「あん摩、マッサージ、指圧」が入っていない所は、マッサージの国家資格を所持してない方が多い傾向です。
細かく言えば、若手美容師さんが肩を揉んだりするのも違法です。(お金をいただく、いただかないは関係なく、継続してそのような行為を人にしてはいけない法律になっています。)
以前に、整体学校の事務局で働いていた私の経験から言わせていただくと、無資格の方でも素晴らしい技術を持っている方や、人間的にも魅力的な方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、資格がなく開業できるため、スクールによって習得期間(酷いところでは2週間でOK)もバラバラですので、知識や技術も人によってマチマチだということは頭に入れておいてください。
無資格者による「健康被害」も問題となっていますので、何も調べずに、自分の身体を預けるようなことはしないようお気をつけください。
整骨院(=接骨院)と整形外科の違い
整骨院は昔のほねつぎ(接骨院)です。柔道をやっていた方がなる職業のイメージがありますよね。今では、専門学校の授業でも柔道がなくなってきたくらいですが…。
捻挫、打撲、骨折、脱臼に対してが保険適用の施術が行なえる場所です。保健適用は、この4疾患に限られますので、肩こりや腰痛は自由診療となり、保険適用させた場合には違法行為となります。
整形外科は医師がいて、レントゲンやMRI(機械があれば)も撮れ、薬も処方されるところですので、ゴッチャにならないようお気を付けください。