めまい

多くは疲労やストレスが原因と言われ、めまいが起こる動作を繰り返すことで良くなったりします。
ケース(1)
以前に疲労の蓄積からの免疫低下で、何回か治療に来られた女性。
その後調子も良く、ヨガもできるようになったので安心していたところに・・・突然のめまいで倒れ、救急車を呼んだとの事。ただ、病院では異常がなく経過観察…。
これがいわゆる「原因の分からないめまい」です。
でも東洋医学では原因不明は関係ありません、身体に聞きます。
脈は「肝虚」。見た目、少しのぼせる感じもあり下が冷えている感じ。
本人曰く「湿気があると調子悪い」とのこと。
めまいが心配で休みにも外に出かけられない・・・と落ち込んでいます。
初回なので、自律神経を中心にめまいのツボにも施灸。
しかしめまいのツボの反応は良く、対症療法の鍼灸は効かない感じでした。
指圧は首周りの血流を良くすることと、「心地良い」と脳に思わせることに集中。
・・・・・
10日後に再来院。
前回からめまいはおきていないとの事。
昔から胃の調子が悪いが、最近また出てきているので「そちらも治療してください」と言われる。
前回の治療が良かったので、大まかな方針は同様として施術。
お灸は自律神経と共に、胃の灸も追加。
その後のマッサージで、背中を押している途中で「足が冷えてきた」と言われる。
エアコンの風は当たらないようにしていたが、毛布を足にかけて施術続行。
ほどなくして、「胃が圧迫されて少しムカムカします」と言われたので、仰向けに体位変換。うつ伏せで胃を圧迫し過ぎたか・・・と思い、仰向けで胃の治療に変更する。
仰向けで、胃のマッサージも含め施術し何とかスッキリして終了。
しかし、この方のケース…… 冷え ⇒ 胃 ⇒ めまい となるのでは?
と思いその旨を伝えると、本人も冷えると胃にくることが多いと思い当たる模様。
・・・ということは、西洋医学的には、足の冷えからくる自律神経の乱れによる「めまい」ということになります。
近年は、時季によっては猛暑が続き、エアコンもフル回転させることも多いです。
冷えは、冬よりも夏の方が深刻です。
また、身体の調子が良いのを過信すると、メンテナンスせず放って置く方も多くいます。
しっかりと自分なりのメンテナンス法を確立して、身体を整えて免疫力が下がらない様にしておきましょう。