即効! ~ 食あたり(食中毒、吐き気)のツボ

今回は、鍼灸や整体では珍しい疾患です。

 

「食あたり」で鍼灸やマッサージ、整体などをあえて受けようとする方があまりいらっしゃらないからです。

ほとんどの方が内科に行って薬をもらい、自宅で上下からの攻撃と戦うことになるはずです。

しかし! 鍼灸治療はこの疾患でも効果があるのです!

 

 

食あたり時の対処

 

食中毒のように、胃も腸も症状が激しい場合は、夜間でも救急外来に行きましょう。

よほどつらくなければ、症状を止める薬はあまり飲まずに、悪いものを出し切ることが大事です。

出すと水分不足になりますので、ミネラル分を含んだ水を摂取するよう心がけましょう。

 

 

食あたり時の治療例

 

少人数や大人数で食べに行ったのに自分だけ嘔吐や下痢になった、という例を多くみかけます。

この場合は、疲れやストレスなどで免疫力が下がっていて、さほど強くない菌にも身体が負けてしまったケースです。

年末や夏休みなど仕事が休みになった瞬間も気をつけましょう。

 

 

このような場合に、昔から有効なツボがあります。

私も数回使用したことがありますが、いずれも効果てき面でした!

 

有名なツボですが、「裏内庭」という足の裏のツボです。

学校で習うツボ(国際的な基準)ではなく、先人が治療経験から発見し名付けたツボになります。

 

足の第二指根元に「内庭」という胃の経絡のツボがありますが、その裏側、つまり足の裏側にあるツボになります。昔から、吐き気全般に効くとされています。

 

 

足の人差し指を曲げた時に、人差し指のお腹の一番出ている所が足裏につく場所です。

 

ここに「お灸」します。ひたすらお灸です。

嘔吐がある場合、お灸を消さなくても最初はお灸の熱さを感じません。

お灸をしていくと、だんだん熱さを感じるようになって「あつっ!!」という時がきます。

ここまでくると、不思議と最初よりも症状がスッキリした感じになっています。

お灸しているこちらが不思議な感覚になります。

 

 

お灸の代用

 

お灸はもぐさを捻って線香で火をつける施灸方法がベストです。

市販されている「せんねん灸」などでは、熱が弱すぎると思われますが、それでも鍼灸院などがあいていない場合は試してみてください。

 

一人だったら、楊枝みたいなもので押してみるのも良いでしょう。もちろん持ち手側でですよ。

 

 

このような特効穴のようなツボも存在しますので、どんな疾患もあきらめずに鍼灸院に相談してみるとよいでしょう。